社長 社長の気まぐれコラム no_01.gif
 
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 第2回目は、我が社鈴木水産について書きたいと思います。
『秋田名物♪八森(はちもり)はたはた~』で始まる“秋田音頭”にも歌われているように鈴木水産は八森という所にあります。

古くから、鰰(はたはた)の町として親しまれてきた八森(はちもり)は、漁業の町であるとともに世界遺産でもあります白神山系を背にするという自然豊かな土地柄でもあります。

鈴木水産は、そんな環境下で鰰(はたはた)を中心とした水産加工を創業以来営んでおります。
社員のほとんどが地元の人で構成され、仕事中は他県の皆様には聞き取れないような言葉でコミュニケーションをとっております。


『お~ い~ さがなっこだごど~』

『どれどれぇ こいだば  いい さがなっこだな~』

『なんぼさった~?』

『○○円? んだ~ へば!これ息子さ送ってやる~』

・・・・・・・というような具合です。

解かりました?

参考までに解説しますと・・・・

『おお これは 見事な魚だね』

『どれどれ これは 見事な魚だ』

『いくらするの?』

『○○円? そう じやあ これ息子に送ることにするよ』


一応ニュアンスはこう言った感じでしょうか?
こんな会話が日常飛び交う鈴木水産は、地元の奥さんたちの力で支えられているといっても過言ではありません。
八森に生まれ育ち、白神山系から沸き出ずる、おいしい水を飲んだもの同士、地元への愛着も人一倍。
主にお客様の召し上がる商品を造るのが仕事である彼女たちも、自らがお客となり遠方の身内や親戚に製品を送ることもしばしば。


『やっぱり おぎゃくさんに “んめ がった~” っていわいればおもしれよな~』

『やはりお客様に美味しかったと言われればうれしいよね』

というお母さんたちは、今日も美味しいお袋の味を造り続けております。



〈了〉
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ハタハタ、ニシン、イワシ、サンマ、ホッケなどがここで解体されます。
 
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魚の頭をとり、はらわたを除くなどの行程はすべて手作業で行っています。
 
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発送作業。